Toilを無くして徒然なるままに日暮し硯に向かひたい

生成AIアプリケーション開発などを行うエンジニアのブログです。

2025年の崖から考える我々のパーパス(序章)

はじめに

この記事は3-shake Advent Calendar 2024 シリーズ1の2日目の記事です。

1日目はシリーズ1がYutaro ShirayamaさんのポストCloud9?クラウドIDE CoderでPlatform Engineeringを実践する

2日目はシリーズ2がYoshinori Teraokaさんのvector で kubernetes の container log を CloudWatch Logs に転送するでした。

なお、シリーズ2の2日目はshingo919さんの 九州旅行記(ドライブでの九州一週旅行は大変だった!)です。

2025年の崖

今回は「2025年の崖」について軽くご紹介したいと思います。

いよいよ2025年になりますが、ITでは「2025年の崖」という言葉が存在します。

2025年の崖がある中で、スリーシェイクSreake事業部が果たす役割を考えていきたいと思います。

「2025年の崖」をググったら色々出てきますが、経済産業省のレポートが1次情報源的かつわかりやすいでしょう。

www.meti.go.jp

なお、DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~(サマリー)はスライド5枚にまとまっており、さっと読みやすいです。

「2025年の崖」は要するに何なのかというと、IT人材が不足しており、レガシーシステムを保守するのに限界が来ている。DXも推進しないといけない。何とかしないともう後が無い。という状況。

2015年時点で、IT人材の不足が約17万人とされていたところ、2025年には約43万人にまで上ります。

  • 既存のレガシーシステムの保守がブラックボックス、属人的になっており、DX化の足枷に → デジタル競争の敗者に

  • 技術的負債が溜まる一方

  • 保守運用の担い手不足で、サイバーセキュリティ事故が起きやすく

こんな厳しい状況を打破するには、ユーザとベンダーそれぞれで対策していく必要があります。

  • ユーザは人材・資金を保守からDXにシフト

  • ベンダーも同様に人材・資金を保守からDXにシフト

  • ベンダーはAI、アジャイル、マイクロサービス等最新技術を用いたビジネスにシフト

やることはわかっていても、そう簡単にはいきません。

ただし、スリーシェイクのSreake事業では、内製化支援も行っており、これまで数々の企業様の支援を行ってまいりました。

Sreakeという商材は難しく、入社して1年が経った私もストンと腹落ちできる説明ができないままでしたが、

「2025年の崖」をどう克服するかが我々のパーパスだと感じました。

私は生成AIアプリケーション開発支援というDXを担当しておりますが、案件の推進を通して、

「DX推進」を語れるようになっていきたいと思います。

今回は、序章のような形で今後も2025年の崖について書いていければと思います。

次の3-shake Advent Calendar 2024

シリーズ1がkechigonさんの「Google Cloud monitoringのアラートをGitHub issueに通知する」

シリーズ2がtryu___さんの「kubebuilder使ってpodの監視してみた」

です。